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シアトル交通計画|ブルース・ハレル市長が推奨するシアトル交通計画が市議会で採択へ 

People walking in the U District neighborhood.

概要 

2年間にわたる市民参加のプロセスを経て、私たちはシアトル市交通計画の推奨案を作成し、本日、市議会と共有しました。 

シアトル市交通計画は、シアトル市の長期的な将来のビジョンの重要な要素です。私たちは、ワン・シアトル総合計画の更新(One Seattle Comprehensive Plan Update)とともに、シアトルの道路と公共スペースを今後20年にわたって形作るための包括的なアプローチを採用しています。家族、働く人々、近隣住民、観光者が一緒に移動し、生活し、働き、買い物し、遊ぶことができるシアトルを築いています。学校、公園、交通機関、地域の集会場への安全な経路を提供することから、道路、歩道、橋の積極的なメンテナンスまで、すべての人に役立つ交通システムの包括的なビジョンを示しています。ーブルース・ハレル市長 

シアトル市交通計画は、シアトル市に住み、働き、活動する何千人ものシアトル市民の声を反映し、シアトル市の道路、歩道、公共スペースに関する今後20年間のビジョンを提示しています。シアトル交通計画は、現在および将来のシアトルに適した交通システムのビジョン、目標、主要な取り組み、推奨事項を明確にしたものです。この計画は、将来の交通資金から、公共空間を楽しむ方法や都市内の移動方法を向上させるプロジェクトやプログラムまで、すべてを形作るものとなります。 

シアトル市交通計画は、シアトル市の6つの主要目標に焦点を当てています: 

  • 安全性 
  • 公平性 
  • 持続可能性 
  • モビリティと経済活力 
  • 住みやすさ 
  • メンテナンスと近代化 

2023年秋、私たちは、シアトル交通計画の草案に対する一般の人々からの意見を求めました。 

これには、市全体のオンライン・エンゲージメント、対面イベントへの参加、そして近隣コミュニティ・リエゾン局(Department of Neighborhood’s Community Liaisons)と協力して、以下のコミュニティに焦点を当てたアウトリーチが含まれました:BIPOC(黒人、先住民、その他の有色人種)、低所得者、移民・難民、高齢者、女性、ホームレスや住宅不安を経験している人々、障害を持つ人々。 

政府の多くのプロセスは、対面、オンラインにかかわらず、テーブル上(集まって話し合って決定する場)で行われます。STPの作成は従来の方法とは異なりました。その理由は、私たちのスタッフが、これまで参加の機会があることを知らなかった人々に積極的にテーブルを提供しようと決意していたからです。交通公平性フレームワークの革新的な手法を活用し、これまでこのようなプロセスに参加していなかった幅広い住民、コミュニティメンバー、そして事業者と、複数の場所や言語で対話を実施してきました。異なる社会的アイデンティティ、言語、文化的経験を持つコニュニティメンバーの皆さまとお会いできたことを光栄に思います。私たちは、シアトル市の先住民や移民のコミュニティとフォーカスグループを開催し、街の生態系を尊重すること、最も弱い立場の旅行者の安全を向上させること、これまで人々を結びつけるのではなくコミュニティを分離してきた交通計画決定を修復することなどの話題に耳を傾けてきました。ーSDOTディレクター、グレッグ・スポッツ 

私たちは、計画に対する1,300件を超えるコメント、およびプロジェクトやプログラムに対する1,000件を超えるコメントを提供していただくことにより、計画の策定にご協力いただいた方々に感謝いたします。 

こちらは、寄せられたご意見の一部です: 

  • 「STPは、大胆で、実現しやすいものであるべきだ。」 
  • 「安全は、私たちが最も重視すべきものであり、優先すべきものである。」 
  • 「気候変動への対応に取り組もう。」 
  • 「私たちの街路や公共スペースが、力強い地域経済を支えるようなものになってほしい。」 
  • 「道路の使用方法を決定する際に、関連するすべての要因と相反する利点を考慮する必要がある。」 
  • 「実施内容を具体化し、その進捗の評価手法を明確にしよう。」 
  • 当局はもっと多くの人に参加の機会を与えて、彼らの意見を聞く必要がある。 
  • 皆さまは、既存のものを良好な状態に保ちつつ、交通システムを迅速に改善するよう当局に期待していらっしゃる。 

さらに重要なこととして、シアトル市交通計画の立案において、コミュニティベースの組織のパートナーのリーダーシップと協力に心から感謝いたします。 

以下は、この活動におけるコミュニティベースの組織パートナーの全リストです: 

私たちは地域社会の声に耳を傾け、シアトル市交通計画にいくつかの重要な変更を加えました。 

以下は、新たに追加した主要な戦略です。 

  • 安全性: 私たちは、交通網が復旧性を備え、緊急事態に対応できるようにしたいと考えています。 
  • 懲罰的措置の撤廃:交通法規の適用方法の変更を支持しています。私たちは懲罰に焦点を当てたくありません。これにより、地域社会への被害が減少すると同時に、道路の安全性が向上します。 

私たちは、モビリティに関する目標を拡大し、人やモノを必要な場所に運ぶことの重要性を強調することで、経済活力の重要性に注目しました。 

私たちは実施戦略を拡張し、この将来的なビジョンをどのように実現していくのかを、より詳細に説明しました。私たちは、重要な手順を実現するための「実施行動」と呼ばれる約30項目の具体的な行動を追加しました。このセクションでは、取り組むプロジェクトやプログラムをどのように選ぶかを説明しています。利用可能なリソースに基づいてタスクを整理する方法を共有し、仕事に対する報酬の支払い方法を確認します。最後に、今後、どのように重要な意思決定を行うかをご説明します。 

次に、市議会はこの計画の採択について審議を行います。 

今後も、皆さまや地域の声がこの計画に反映されることを期待しています。 

3月5日と19日の市議会のパブリック・コメント期間に参加したり、書面で意見を送ることで、シアトル市交通計画に関する意見を市議会にお伝えいただけます。直接市議会にEメールを送信することも可能です。これらのミーティングへの参加方法は、3月1日にアジェンダが公開されたときに、こちらのウェブページでご覧いただくことができます。 

シアトル市交通計画が採択されれば、シアトル市の将来の交通に関する公式なビジョンとなります。 

シアトル市交通計画の実施計画の作成と、その4年ごとの更新が提案されています。これにより、財政状況の変化や地域社会の優先事項、新たな問題に柔軟に対応できるようになります。シアトル市交通計画の実施計画は、包括的であり、過去に策定された歩行者、自転車、公共交通、貨物の実施計画に取って代わるものとなる予定です。 

私たちはまた、資金調達の変化に対応するための交通資金計画にも取り組んでいます。今後20年間でどれだけ早く計画を実現できるかは、資金調達によって左右されます。私たちの活動の約30%を賄ってきた「シアトルを推進するための課税(Levy to Move Seattle)」は間もなく終了します。課税の更新は、シアトル市の交通システムの改善と維持を継続するための資金を確保するための第一歩となります。今後数か月間、詳細情報にご注目ください!